遠藤周作

嘘吐きの天才は事実を五、嘘を三つ入れる。五つの事実の裏づけがあるから彼の嘘も効果があり、見破られないのだ

-[1923-96] 作家 遠藤周作の言葉-

じつに的を得た言葉です。もっといえば人は真実のみではモチベートされないのかもしれない。遠藤周作は自虐的な言葉が多いのですが、彼自身の作家としてのエネルギーはそのコンプレックスが源泉なのかもしれないし、思っても自らはとても実現できないことを「小説」という虚構の世界を通じて実現せしめるのかもしれないと思うぞ。人間いかに偉大な人だとて後からいわれるような「信念」のみで動くわけではないと思う。打算、なりゆき、運、もみくちゃにされながらも多少人よりも強い「信念」が成功をもたらすのだろう。それをドラマ化し、語り、書き、後世に残す場合ある程度もうそで美化することは必要悪だろう。でも金●日さんみたいなるとちょっと・・・いきすぎでしょうなあ。人間は真実のみでは生きられず、嘘という調味料が必要なのだろう。まあインターネットの情報なんて9割くらいは嘘だけどな。

月別 アーカイブ