山口 瞳 『江分利満氏の華麗な生活』より

美人で頭がいいというのは一種の辛い人生ではあるまいか

-[1926-95]  東京出身の作家 山口 瞳「江分利満氏の華麗な生活」より-

この山口瞳の「江分利満氏の華麗な生活」はすごく面白い小説でバイカー修ちゃんも大好きなのです。

昭和のにおいが色濃く感じられ江分利満(えぶりまん)の垢抜けないペーソスがとても面白いのです。

その中にこの文章がありました。

バイカー修ちゃんも非常に共感する文章です。

「美人で頭がいい」これ女性から見ても男性から見ても羨望を通りこし「頭にくる存在」だと思いません?

世界中でこれほどすばらしいことをその本人たる女性そのものが独占している!

また、その女性につりあう男性たるものは皆無であるという事実!

しかし、よーく考えるとこれ、その女性自身も大変なんですよね。

一目も二目もおかれ女性からは敬遠され、男性からも特別視され、恋人をつくるにも自分自身とのバランスを考えると躊躇し、「注目される人生」を歩まなければならない。

頭のてっぺんから足の先まで見つめられる毎日。

こりゃたまらんと思うぞ。

あー「女性で美人で頭がよく」・・・やっぱり一回はそんな女性に生まれてみたいよなあ。

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