S・シャンホール

生きていることは一つの病気であって、眠りが十六時間毎にそれを軽くしてくれる。しかしそれは一時しのぎで、この病気を治すには死ぬことしかない

-[1740-94] フランスのモラリスト S・シャンホールの言葉-

このシャンホールの考えおもしろいでしょう。なーるほどねえ。「生きていること」は病気なので眠りが必要。人間は生きているからくだらないまちがいをおかす。どんな立派な人だって弱みはある。その弱みを解消する(しなければならないという思いがまず必要だけど)には、信仰しかないのかもしれないと最近思う。自分の理念を論理(イデオロギー)にもっていく人は悲惨だ。自分の中で整合をとればとるほど周りとのずれが生じ、自分の目には周りがまちがっているとしかうつらない。これは不幸だ。その点宗教はいい意味で曖昧だ。宗教によって違うが、仏教がもっとも曖昧で、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教のカトリックあたりは厳格かもしれない。厳格なところはしょっちゅう戦争までいくけど、仏教国が宗教戦争したという話はあまり聞かない。でも個人の性格性癖までも改めようとすれば宗教にすがるしかないかもしれないと思うぞ。

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