2005年12月より「朝礼ネタ・スピーチに使える名言・格言コラム集〜バイカー修ちゃん今日の一言」としてブログで配信しております。 → クリック下さい。
2004-12/7(Tue)
「無防備都市」は正真正銘の傑作セミドキュメンタリー映画だと思うぞ。第二次大戦のイタリアの悲劇はあまり語られることがない。ある意味徹底抗戦したドイツや日本とは違う。イタリアは無様にも1943年に降伏した。悲劇はここからはじまる。北部を中心としたナチス・ドイツについたファシスト派と南部の連合軍側についた同じイタリア人同士の戦いとなってしまうのだ。これは悲惨だぞ。ムッソリーニはすでに愛人クララ・ベタッチと民衆から逆さづりにされて殺されてしまったし、この同じ民族が引き裂かれて戦うというのは悲劇というしかない。この過程が「無防備都市」に描かれているのだぞ。最後に処刑されるドン・ピエトロ神父に同じイタリア兵の放つ弾はみな外れる。誰も討てない。そのとき「神よ、彼らを許したまえ」と祈る。その次に続くのがこの言葉なんだ。これを創ったロッセリーニ監督は天才だと思うぞ。イングリッド・バーグマンが惚れちゃうはずだよなあ。