2005年12月より「朝礼ネタ・スピーチに使える名言・格言コラム集〜バイカー修ちゃん今日の一言」としてブログで配信しております。
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ぼくの中で大きな葛藤が渦巻いていた。歌は諦めとともにやってきたからだ。その経過をぼくは注視していた。断じて音楽は人を「癒す」ためだけにあるなどと思わない。同時に、傷ついた者を前にして、音楽は何もできないのかという疑問がぼくを苦しめる。-音楽家 坂本龍一 米国同時多発テロについての9月22日朝日新聞での発言-

2004-10/30(Sat)

坂本龍一があのいまわしい911の後に新聞のコラムで書いていたのをスクラップしてたんです。ここまで考えて音楽を極めているのですね。驚きました。音楽、絵画、芸術といわれるすべてのものが「無価値」である。しかしながら無価値がゆえに全存在をかける価値がそこに存在するのかもしれない。人はいきつくところこの世の「価値がある」と思われているものに実は何の価値もないことに絶望して自分を見失う。つきつめれば「カネ」だって実はただの印刷した紙切れ以外のなにものでもない。この紙切れに命をかけるばかものだっている。ただのキャンパスに絵の具をのせた代物をマシンガンを引っさげて盗んでいくやつもいる。音楽は?これは他の芸術をちょっと違う。個別で世界でそれ一個ではないものだ。たかが音楽と思っている人は多い。しかし、人間心に残っているのはひとつの音楽。一枚の絵。一杯の茶。ある日の夕焼け。夜道の母の手のぬくもり。けっしてカネでは買えぬもの。