2005年12月より「朝礼ネタ・スピーチに使える名言・格言コラム集〜バイカー修ちゃん今日の一言」としてブログで配信しております。
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己に存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見逃しがちである。-[1862-1913] 明治期の美術指導者・思想家 岡倉天心(本名:覚三)「茶の本」より-

2004-10/2(Sat)

原文は"Those who can't feel the littleness of great things in themselves are apt to overlook the greatness of little things in others."となっております。まさしく名文ですねえ。茶というものもそのようなものかもしれませんね。おそらく織田信長の時代にこの文化は確立されたのですが、新興の田舎大名まあ、今でいえばベンチャーで急成長の若手経営者ですな。この信長が既存の伝統文化にうといので新たに創り上げた交流の手段が「茶の湯」。おそらく分け与えるものに限りがある新興大名にとって、「新たなる価値観」の創造は重要であったと思うぞ。そして信長本人も茶の文化を愛していたでしょう。しかしこの「尾張の大うつけ」上総介(かずさのすけ)信長はやはり大した男です。比叡山で何万人もの人間を焼き殺す悪魔的な面と茶を愛し、それを現代にまで続く日本の代表文化にまで育てる文化人という面。彼こそは「他人に存する小なるものの偉大」に敏な男だったのでしょう。