2005年12月より「朝礼ネタ・スピーチに使える名言・格言コラム集〜バイカー修ちゃん今日の一言」としてブログで配信しております。
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幸福だけの幸福はパンばかりのようなものだ。食えはするがご馳走にはならない。無駄なもの、無用なもの、余計なもの、多すぎるもの、何の役にも立たないもの、それがわしは好きだ。-[1802-85] フランスの詩人・小説家 ヴィクトール・マリー・ユゴー「レ・ミゼラブル」より-

2002-4/4(Thu)

年輩の人には「ああ無情」といったほうがわかりやすいでしょう。ユゴーの超大作ですよね。厚い文庫本で5冊くらいあったかな。つまり「ああ無情」はダイジェスト版だと言えるでしょう。貧しいジャン・ヴァルジャンがパン一切れを盗んだために19年も投獄され、ミリエル司教に心の救済を受け、次々と襲いかかる困難と「罪人」であった変えようのない過去のために悩み、苦しみ、聖人として生涯をまっとうする話ですよね。あまりに過酷な時代、貧困と飢えがあたりまえも時代。出獄したジャンがミリエル司教に一夜の宿を借り、銀の食器を盗んで警察に逮捕されミリエル司教にあうんだよね。ミリエル曰く「この銀の食器は彼にあげたものだ。あ、この燭台も忘れているよ」と燭台をジャンに渡すのです。ジャンはこの人に出会い悔い改め、市長にまでなるのですが、暗い過去は一生ジャンを呪います。これをモチーフにしたと思われるアラン・ドロンとジャン・ギャバンの「暗黒街の二人」ではアランは過去に負け、再び殺人を犯し、ギロチンにかけられるのでした。